絵画に挑戦!絵を描いてみよう!!

こんにちは。画家&クリエイターの玉木です。
芸術の秋ですね。各地で絵画の展覧会も開催されています。
絵は、誰でも描くことが出来ます。色鉛筆や、クレヨン、水彩画等は学生の頃、皆使った事があると思います。
そこで、今回初心者でも分かりやすい、油彩の油絵と、水彩の水彩画の違いを解説して行きたいと思います。

① 絵と水彩画の違いとは?絵の具が違います。

油絵と水彩画では、まず絵の具が違います。

どちらの絵の具も、共に色味を出す顔料と呼ばれる物を使っていますが、それを繋ぐ糊のような役目をする成分に違いがあります。

先ず、顔料とは、色のついた細かい粒子で、油や水に溶けることのない物質です。

それを絵の具として使用するには、糊のようなものでつなげる必要があります。
その糊のような成分が、油絵具の場合は、油を使用し、水彩画の場合は、アラビアゴムを使用しています。
その糊のような成分の違い(油とアラビアゴムの性質の違い)が、油絵と水彩画の大きな違い(描き方や耐久性、出来上がった作品としての重厚感、又は軽やかさ等)を生み出しています。

②油絵と水彩画の違いとは?描き方に違いがあります。

油絵に使用する油絵具は乾性油を使用している為、乾燥するのに一定の時間がかかります。
ある程度乾燥するのを待ちながら描いていきます。その為、乾燥具合をみながら、ゆっくり描き足していく感じになります。色を画面にのせて描きたしていく感じなので、暗い色味の色から、順に明るい色をのせていくと描きやすいようです。

一方、水彩画はアラビアゴム(アラビアゴムノキの幹から採った樹液で水に溶ける)を使用している為、水で薄めることが出来ます。薄い色から画面にのせていき、順に暗い色をのせて描いていくのが、一般的な描き方で、綺麗に描けます。

③油絵と水彩画の違いとは?耐久性の違いがあります。

油絵で使用している油絵の具と、水彩画で使用している水彩絵の具の違いにより、耐久性が異なります。
油絵の具に含まれる乾性油は、空気中で徐々に酸化して固まる性質があり、乾燥するのに時間はかかりますが、乾燥すると完全に固まるので、水に強く耐久性があります。

一方、水彩画に使用する水彩絵の具は、アラビアゴムという水溶性の物質が含まれているので、油絵に比べると耐久性があまり期待できない為、水等がかからない様に保管しなければいけません。

まとめ

このように、油絵の具と水彩絵の具の成分の違いにより、描き方や、耐久性等が異なります。

油絵の具は、乾燥を待ちながら、じっくり、ゆっくり何度も絵の具を重ねて描き足していく描き方になります。
時間はかかりますが、その分、自分が納得するまでじっくり取り組んでいくことが出来ます。油絵の具の持つ重厚感と透明感はやはり油絵の一番の魅力です。

一方、水彩絵の具は水に溶けるので、気軽に描くことが出来ます。乾燥を待たずに、色を混ぜてにじませることも出来ますし、乾燥させて次の色を載せていくことも出来ます。いろんな描き方が出来るのが魅力です。

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画家&クリエイターの玉木結子です。 絵画*イラスト*書道*筆文字アート、そして、パワーストーンを使った、ワイヤーアートアクセサリーを作成しています。 ◎アートと天然石アクセサリーの通販サイト  ミューズ・クリスタル  http://musecrystal.com/