アートな旅行!!多くの画家が愛した、憧れの南フランス・プロバンスへ☆マルセイユ・マグダラのマリアの洞窟へ☆

サンマクシマンのマグダラのマリアの聖堂を後にして、マグダラのマリアが晩年過ごした、サントボーム山塊にある洞窟へ向かいました。

そこは、サント・マクシマンからバスで約1時間🚌の場所にあります。

この夏は、ヨーロッパ全土で40度を超える日もある程の猛暑でした。

この日は、最高気温36度になる予報のマルセイユでした。

しかし、日本と違って乾燥していて、又、地中海からの海風も吹いていて、日差しも柔らかく、沖縄の暑さに慣れている私には、心地良く感じるくらいでした。

洞窟の場所 Plan-d’Aups-Sainte-Baume

この山塊の中腹に、キリストが磔にされた後、難を逃れた三人のマリアのうちの一人、マグダラのマリアが33年間篭って瞑想した洞窟があります。

その険しい山裾にある、サントド-ムの洞窟へ歩いて登ります。

山登りの入り口

片道一時間、往復2時間の山登りになりました。

サントボ-ムの洞窟への道は、以前は整備されていなくて、結構けわしい山道だったようですが、数年前に、〈王様の道〉という、比較的整備された新しい道が出来たそうで、そちらの道を歩いていきました。

といってもやはり山道、歩き始めは、ルンルンしていたのですが、陽が高くなるにつれて、汗もかき、だんだん辛くなってきました。。。

途中、『サイレント』の標識もあり、静かに黙って歩いていると、否が応でも自分の中での対話になり、サイレントの修行をしているようでした。

辛さがピークになった頃、やっと、洞窟への石段が見えてきました!。

150段の階段です!

150の階段は、伝説によるとその数はダビデの詩編の数、ロザリオの数珠の数にちなんで作られたのではないかと言われているそうです。

そして150段の階段を登ります !

至る所に十字架がありました。

石段を登ると、絶壁に建てられた建物が見えてきました。

断崖絶壁の上に建物が建てられいるのがわかります。

150段の階段を登ると建物が見えてきました 。

階段を登りきると、建物の前にはピエタの彫像がありました。

ピエタ像

イエス・キリストと聖母マリア、そしてマグダラのマリアのピエタ像

◎ピエタとは、十字架から降ろされたイエス・キリストの遺体のそばで、聖母マリアや聖パウロらが、悲しみ嘆く場面を指します。

その彫像の向こう側には、美しい景色が広がっていました。

サントボームの山塊には、キリストが磔にされた後、難を逃れた三人のマリアのうちの一人、マグダラのマリアが33年間篭って瞑想した洞窟があります。

麓から徒歩で約一時間登った所に、この洞窟があります。

今はその洞窟が教会になっています。

洞窟の教会の入り口

教会の中に入ると、小さな祭壇がありました。

教会内部の祭壇

中でお祈りをする人が絶えません。

教会の内部から入り口を臨みました。

教会の入り口

中に入ると、冷んやりしました。

今まで登ってきた暑さとしんどさが、スーっと軽くなる心地よい教会でした。

外からの光が、ステンドグラスを美しく輝かせていました。

神秘的でとても美しい光景でした。

祭壇の横にはマグダラのマリアの聖遺物が安置されていました。

聖マグダラのマリアの聖遺物

洞窟の中の教会内には、マグダラのマリアの彫像がありました。

聖マグダラのマリアが天使達に抱えられ昇天する美しい彫像です。

教会の地下には、マグダラのマリアが33年間瞑想していた場合があり、マグダラのマリア像がありました。

マグダラのマリアの彫像

暫く彫像の前に座って居ました。

ここで33年間も瞑想し続けたのですね。

洞窟の中の祭壇

お祈りをしていると心が軽くなりました。

暫く祭壇の前に座って癒されてました^^。

マグダラのマリアの教会で癒され、神聖な気持ちになり、英気を養って、又約一時間かけて山を降りました。

夏日のマルセイユ

(この日は最高気温36度のマルセイユでした。)

とても暑かったのですが、洞窟の中の涼しさと、心地良さ、そしてなんといっても、聖マグダラのマリアの洞窟へ行けた事が嬉しくて、清々しい気持ちになりました。

サント=ボーム山塊

 

サント=ボーム山塊(サント=ボームさんかい、Massif de la Sainte-Baume

フランス南部にある山塊で、ブーシュ=デュ=ローヌ県とヴァール県にまたがる形で存在している。

 

◎プロバンスに残る伝説

プロバンスの伝説では、イエスキリスト磷刑後、マグダラのマリア、マリア・サロメ、マリア・ヤコベ、従者のサラ、マルタ、ラザロ、信徒のサン・マキシマンたちが、エルサレムから小舟で難を逃れました。

そのたどり着いた場所が、南仏マルセイユのサント=マリー=ド=ラ=メールと言う、地中海に面した港町です。

ここで、福音を説き、キリストの本当の教えを伝え歩いたといいます。

このうち、マリア・ヤコベとマリア・サロメの2人とこれに従うサラが、サント=マリー=ド=ラ=メールに残った。

マルタはタラスコンへ赴いたとされており、それぞれの地には彼女たちにちなんだ伝説が残っているそうです。

そして、そこからこの地へたどり着いたマグダラのマリアが、この洞窟で祈りと瞑想の為、33年間に及ぶ隠遁生活をしたと言われています。

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画家&クリエイターの玉木結子です。 絵画*イラスト*書道*筆文字アート、そして、パワーストーンを使った、ワイヤーアートアクセサリーを作成しています。 ◎アートと天然石アクセサリーの通販サイト  ミューズ・クリスタル  http://musecrystal.com/